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Power Macintosh 6100のSCSI-IDE変換について

  • SCSI-IDE変換とは何ですか?
    1. SDATとも呼ばれています。
      IDEインターフェースを持たない6100ではそのままではIDEドライブが接続できませんが、SCSIとの間にこのSDATを組み入れることによって多くのIDEドライブが接続可能になります。
      SDATを使うとIDEのドライブもSCSIドライブのひとつとして(IDを割り当てて)扱うことができるようになります。

  • SDATとは何ですか?
    1. ”SCSI Directed ATA Transfer”の略語です。
      SCSI-IDE変換を行う基板状のハードウェアを指します。

  • IDEとかSCSIとは何のことですか?
    1. ハードディスクやCD-ROMドライブその他周辺機器を接続させるためのインターフェースです。ニーズに対応するため時代とともに仕様は多岐にわかれています。
      1. IDE(Integrated Drive Electronics)
        HDD専用のインターフェース規格(最大容量504Mバイト 最大転送速度5Mバイト/秒)
        EIDE(Enhanced IDE)
        IDE上位互換拡張規格。(最大容量8.4Gバイト 最大転送速度16.7Mバイト/秒)
        ATA(AT Attachment)
        IDEをANSIで解釈した公的標準(標準化されたIDEの正式な規格のこと)
        ATAPI
        IDEにハードディスク以外の機器を接続するために考案されたデータ転送方式の規格。(EIDE)
        SCSI(Small Computer System Interface)
        汎用インターフェース(最大転送速度5Mバイト/秒)
        SCSI2
        SCSIに更に汎用性を持たせ、同時に転送速度もアップ(最大転送速度Fast10~Wide40Mバイト/秒)
        Ultra SCSI
        SCSI3のひとつの別称。(最大転送速度20Mバイト/秒)

      このうち6100で採用されているのは最大転送速度5Mバイト/秒のSCSIです。

  • SDATを使うことのメリットは何ですか?
    1. 大容量でありながら安価なIDEドライブの使用が6100でも可能になるのが最大のメリットです。
      IDEドライブはPC/AT互換機では標準的に使われている仕様のため価格も安く、同時に次々と大容量化されたドライブが開発・製品化されています。6100でこの恩恵を受けるためにはSDATに頼らざるおえません。

  • SDATにデメリットはありますか?
    1. SDAT内蔵型外付けハードディスクドライブをそのまま外付けドライブとして使う場合は心配ありませんが、単独のSDAT基板として売られている製品を6100に簡単に組み込めるかどうかという作業面での問題が残ります。
      尚、アクセススピードの面では問題ありません。

  • 6100で使用可能なSDATを教えてください。
    1. SDAT内蔵型外付けハードディスクドライブは、使用ドライブがあくまでIDEタイプというだけですから6100からはSCSIの独立したハードディスクとしてとらえられます。先ず問題はありません。
      尚、SCSI-IDE変換基板(SDAT)として単品販売されているものも、6100側から見た場合はSCSIでしかありませんから基本的には6100で使用可能です。
      これらの製品で主なものではセンチュリーのCHB-35INTがあります。
      また、最近出てきたものとしてはAEC-7720UWがあります。これはSCSI側のコネクタが68pinのWIDE
      SCSIですから6100内蔵側の50pinSCSIコネクタとはあいません。50←→68pinの変換が必要となります。
      最近の大容量ハードディスクドライブを繋げる際の注意点ですが、先ず32GBにボーダーがあります。
      SDATを介して6100にマウントした際、32GB以上の容量のドライブにもかかわらず32GBドライブとしてマウントされてしまった場合、ドライブ側32GB
      CLIPのジャンパー設定等があれば確認してください。またSDATも古いタイプでは32GB以上を認識してくれないものもあります。
      ※初期のCHB-35INTでは32GB以上対応アップデートをかけても60GB以上は認識しないものもありました。現在流通しているものは大丈夫です。

    CHB35INTについて教えてください。

    1. Century製のSCSI-IDE変換基板(SDAT)です。
      これはハードディスクの下に取り付ける構造になっていますが、6100のハードディスクスペースには残念ながらCHB35INT分(厚さ12mm)をプラスしての余裕がないのでそのままでは取り付けられません。
      尚、6100でも機能するかどうかという点では◎です。

  • CHB35INT使用のもとでOS9インストールができないのですが
    1. 初期のCHB35INTではOS9インストール時に(インストールするハードディスク内のファイル、UDF Volume Access
      に問題がありインストールできないので、ほかのフォルダに移してください)のようなメッセージが出てしまうことがあります。
      この不都合が出た場合の対策用アップデータが用意されているのでそれを使ってみてください。

  • AEC-7720UWについて教えてください。
    1. ACRAD TECHNOLOGY(台湾)製のSCSI-IDE変換基板(SDAT)です。
      CHB35INTと違い、ドライブの後部(IDEコネクタ部分)に接続するタイプです。が、基板の大きさの関係からやはりスマートに6100には収納できません。
      Ultra ATA/33 – Ultra SCSI/Ultra Wide
      SCSI(40MB/s)変換に対応。ATAPIも使用可能。
      機能の面では全く問題なく、更にこのSDATを使用するとハードウェア的にはATAPIのCD-ROMドライブさえもが6100に接続できることになります。
      但しCD-ROMドライブ接続の際はCD起動が可能かどうか?また根本的にマック側にそのCD-ROMドライブのドライバがあるのかどうか等、実際にCD-ROMの使用を考える際には注意が必要です。
      尚、68pin WIDE
      SCSIのコネクタなのでそのままでは6100内部のSCSIフラットケーブルに接続できません(変換が必要となります)
      SCSI側が50pinになっているAEC-7720Uという製品も出ています。この場合、68-50pinの変換アダプタは不要ですが7720の基板が若干大きくなっているそうです。

  • どういうハードディスクが接続できるようになりますか?
    1. CHB-35INTの場合は対応ドライブが記載されているのでこちらをご覧ください。
      また、CHB-35INTではファームウェアアップデータも用意されています。
      (初期モデルは、アップデートをしないと32GB以上のドライブが認識されないので注意が必要です。)
      AEC-7720UW、その他のSDATについては特に資料がありませんが、CHB-35INTと同じくだいたいのEIDEハードディスクは接続可能と思われます。但し保証はないので各自の判断とリスクで選択することになります。(うまく認識できても容量的な制限があるかもしれません)

  • ATAPIのCD-ROMドライブは接続できますか?
    1. 現在わかっている範囲ではAEC-7720UWを使用すれば接続可能です。但しマックがそのCD-ROMドライブを起動認識できるか また、根本的にそのドライブを認識するためのドライバがあるかどうかが鍵となります。
  • ATAPIのCD-R/RWドライブは接続できますか?
    1. R/RWとして使用するためには同時にライティングソフト側の対応が必要となりますが基本的な認識及びCD-ROM使用で動作確認できています。
  • SDATを取り付ける作業は簡単ですか?
    1. なんらかの方法でスペースをかせぐか取り付け方を工夫する必要があります。=難しい作業です!
      6100のスペースを考えると、そのまますんなり取り付けできるSDATは数が少ないのが実情です。またドライブ後部に取り付けられるコンパクトなSDATが入手できたとしても、AVカード(あるいはPDSビデオカード無し状態)を使用している6100ならば可能でもHPVカードを使っている場合はハードディスク後部のスペースが全くないため絶望的など、増設状況によっても明暗をわける場合があります。
      また、7720で基板を離す場合ケーブルでドライブとの間を繋ぐことになりますが、ここで先ずIDEケーブルのコネクタ部分のオスメスの処理で悩みます。(オス/メスコネクタを両端に持つIDE延長ケーブルを希望の長さで加工してくれるお店がそばにあれば解決します。)

  • これは改造ですか?
    1. 増設の域は越えているのでやはり改造になると思われます。作業についてはリスク覚悟で行ってください。

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出典:公式総合情報データベースサイト「coron」 執筆者 : .

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