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iOS, Tips, 知恵ノート

iOS5では Apple ID の他に iCloud ID が追加されましたが、これらの違いや利用方法がなかなか判り難い様ですので簡単な説明と ID の取得方法、さらに便利な利用方法などを書いておきたいと思います。

Apple ID はもちろんですが、今後は iCloud ID も必須の ID となると考えて良いでしょう。
わざわざ二つ取得するのは面倒ですが、必ず同じメールアドレスを ID として利用しますからパスワードを含めて管理はし易いでしょう。

というか、実質的に2つのIDは同じものになります。(正確に言うとちょっと違う様ですけど)
現在では全く同じになります。(まだ有料サービスだった、昔の.Mac時代からのユーザの一部は除く)
まずは Apple ID ですが、これは従来から有りますから既に取得済みの方も多いでしょう。
アプリや音楽の購入などに利用します。
無料のアプリであれば iTunes カードやクレジットカードの登録無しに利用出来ますが、カード無しでの ID の取得方法が判らない方が結構おられる様です。
後述する iCloud のメールアドレスと共に取得するのが奨めです。
アップルのウェブサイトに説明が有るのでこれを紹介しておきます。

http://support.apple.com/kb/HT2534?viewlocale=ja_JP

さて ID 取得のためにはメールアドレスが必要ですが、自分専用のアドレスが無いとか、現在のメールアドレスを利用したくないと言う方は Google で無料のメールアドレスを取得されると良いでしょう。
iPhone との相性も良く、連絡先の管理や予定の管理などでも活躍してくれます。
こちらも後述する iCloud のメールアドレスと共に取得するのが奨めです。

iCloud のメールを Apple ID にするやり方は後述します。
その方はあわてて Apple ID を作成しない様にして下さい。
一度他のメールアドレスで ID を作成すると何故かアップルのメールアドレスへの ID 変更は出来ません。
他のメールアドレスへの変更は可能です。
iCloud のメールアドレスから他のメールアドレスにIDを変更する事は可能の様ですが、一度他のメールアドレスにすると2度と iCloud のメールアドレスをIDにする事が出来なくなるので一度も試していません。

次に iCloud ID です。
「iPhone を探す」という機能が有ります。
この機能のためだけに iCloud ID を取得するだけの価値はあるでしょう。

iOS7 からは iCloud の設定を行なう事で初期化する時でも ID とパスワードが必用になります。
そのため盗んだ iPhone などを初期化して自分で使うとか転売すると言った事が出来なくなります。つまり転売目的にしろ自分で使うにしろ盗んでも利用出来ないと言う事で盗む価値を無くして盗難防止策としています。
普段はお世話になる事が無い機能ですが、万が一の紛失の場合にこの設定を行っていれば自分の iPhone の位置を確認したり、ロック画面にメッセージを表示したり、音を鳴らしたり、最悪の場合に中のデータを抹消出来ます。
iPhone のバッテリーが切れてしまうと意味が有りませんが、紛失時に直ぐに対応すれば取り戻せる確率が高くなりますし、万が一等難された場合もデータが保護出来ます。
なお iOS8からはバッテリーが無くなってくると電源が切れないうちに最後の居場所をクラウドにアップしておいてくれる様です。
となると単なる置き忘れなどの場合には見つかる確率がさらに高まりますね。
ついでに同名の iPhone アプリも有ります。
知人が紛失した場合にその方の iPhone を探す手伝いが出来ますからインストールしておくと良いでしょう。

また無料の @me.com @icloud.com のメールアドレスも取得出来ます。
このメールは iPhone でもパソコンでも利用出来ますし、ウェブメールにもなっています。
基本的な機能はほぼ G-Mail と同じですが、iPhone では iCloud の設定をすれば直ぐに使えるので機種変更とか故障時の代品での利用の際にはありがたいはずです。
また連絡先も iPhone と同期しておけば代品でもそのまま連絡先が利用出来ますし、カレンダーも同様です。
また撮影した写真もフォトストリームという機能で簡単にパソコンにダウンロード出来る様になります。

またバックアップの機能も有りますが、日本の現状ではパソコンが利用出来る方はパソコンでバックアップしないと、App Storeから購入した音楽データなど以外はバックアップ出来ないのでバックアップとしては不完全になります。
ただしパソコン無しで利用される方にはかなりありがたい機能になります。
現在では自動でバックアップできる iCloud のバックアップをメインに、より安全を期して iTunes (パソコン)でのバックアップも併用するとより良いでしょう。

さて、こちらの ID の取得ですが、iPhone などの iOS5以降のiOS搭載の機器から取得出来ます。
「設定」「 iCloud 」で新しく取得します。
ここで既に Apple ID をお持ちの方はその Apple ID に使用しているメールアドレスを入力して下さい。
まだお持ちでない方は「Apple ID を新たに無料の Apple ID を取得」する事を選んで下さい。
希望するメールアドレス(@より前の部分、後ろは @me.com @icloud.com で固定されている)を入力すると既に使用されていなければそのままメールアドレスが取得出来て両方の ID として設定されます。
Apple ID 取得時に必要なメールによる本人確認は不要となります。

ただし、クレジットカードの番号の入力は絶対条件となります。(最近はクレジットカード無しで登録可能になった様です)

ID 作成後に直ぐに iTune の Apple Store から登録情報の変更で支払い方法を「なし」に変更出来るので不要な方は直ぐに変更しておいて下さい。
その後必要であれば iTunes カードやクレジットカードの再登録が可能です。

このメールアドレスはー生利用する事になりますが、セキュリティを考えるとID専用にして実際にメールで使用するアドレスは別途追加で貰えるアドレスを使用した方が良いでしょう。
ですから個人を特定しにくいアドレスが良いでしょう。

 @me.com @icloud.com 以外のメールアドレスで登録された方もウェブにサイトからログインしてメールアドレスを取得出来ます。

https://www.icloud.com/

またメインのメールアドレスの他にサブのメールアドレスも3つ取得出来ます。

友人とのメール用と、サイトの登録とかメルマガ用は別のアドレスにしておくと良いでしょう。
iPhone と iCloud の同期は基本的に全て行っておくと良いでしょう。
iPhone 内の連絡先やカレンダーなどが全て iCloud 上で利用出来ます。
これは iPhone の故障や紛失時に一種のバックアップとしても機能します。
またパソコンの連絡先などと同期したい場合も iCloud とパソコンを同期する様にして iTunes では同期しない様にしておきます。
こうすると iPhone かパソコンのどちらで情報を変更すれば数秒後にはもう一方に同期します。
いちいちケーブルで繋ぐ必要も有りませんし、複数のパソコンと同期させる事が出来ます。

自宅では個人のスケジュールをパソコンで管理し、職場では仕事のスケジュールをパソコンで管理。
その両方が iCloud (場合によっては Google と併用)によって iPhone に同期され仕事のスケジュールもプライベートのスケジュールも一括管理出来ます。
また私の様な年寄りは
iPhone の画面で細かい入力をするのは面倒なのですが、出先でもとりあえずスケジュール(時間)だけは iPhone
で押さえておき、あとから詳細をパソコンで入力する事も出来ますし、通知機能でリマインダーとして iPhone
に通知出来ますからうっかり防止にも役立ちます。
私は iPhone を利用する様になって初めて手帳でのスケジュール管理をやめる事が出来ました。
手帳はパソコンに無い便利さが有ったのですが、iPhone とクラウドサービスの連携で手帳以上の便利さを得ました。
その上手帳は紛失したら終わりですが、クラウドにデータが有れば手近なパソコン(あるいはスマートフォンを借りて)から直ぐに確認出来るので万が一の場合でもスケジュールの確認が可能になります。

iCloud ID は必ず個人毎に取得・設定して下さい。
そうしないと連絡先などの管理が利用しにくくなります。

Apple ID の方も個人毎に取得する必要がありますが、利用に関しては家族間であれば一つの ID を家族で共用する事が可能です。
こうする事で有料アプリなどの支払は一回で全ての家族が利用出来る様になります。
一応確認した範囲ではアップルも認めている利用方法ですのでアプリのライセンス侵害の心配も無い様です。

さらに iOS8 からは家族で別の Apple ID を使用していても一つの Apple ID で支払う事が出来るファミリー共有という機能も出来ました。
特にお子さんがアプリなどを購入する際に親の承諾を得る機能とか、今迄はIDを作成出来なかった13歳以下のお子さんでも親が手続きをする事でIDを取得出来るなど家族で利用するにはより便利な機能が強化されています。

まあこんな所でしょうか。

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出典:公式総合情報データベースサイト「coron」 執筆者 : .

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