第９１代首相。自民党衆院議員 自民党の衆院議員。１９３６（昭和１１）年、群馬県出身。早稲田大学卒業。父は故福田赳夫元首相。石油会社勤務の後、赳夫氏の首相就任とともに秘書官を務める。９０（平成２）年の衆院選で初当選し、以来、当選６回。選挙区は群馬４区。議員外交に熱心に取り組み、９５から９６年、外務政務次官を務める。２０００（平成１２）年１０月に森喜朗内閣の官房長官に就任し、０１年４月の小泉純一郎内閣発足後も続投する。内閣の要として実務を堅実にこなすスタイルで存在感を発揮したが、０４年５月に年金未納問題などを理由に辞任した。在任期間は歴代長官で最長の１２８９日間。また、中国とのパイプがあることから、小泉内閣で行き詰まった対中外交の改善を求める他派閥所属議員や経済界からの支持があり、安倍晋三官房長官の対抗馬として待望する声が強かった。０６年１０月、自民党総務に。０７年９月１２日、安倍晋三首相が辞任表明したことから、再び総裁候補として浮上。総裁選で麻生太郎氏を破り、２５日、首相に指名された。町村派（旧・森派）。