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米国マイクロソフト社(Microsoft Corporation、本社:米国ワシントン州レドモンド)は、米国時間3月31日(月)、Microsoft(R) Windows(R) XP向けのソリューションであるWi-Fi Protected Access(以下WPA)の無償ダウンロードを開始したことを発表しました。WPAとは、無線LAN製品の相互接続性を確認する業界団体であるWi-Fi Allianceによって仕様が決められたワイヤレス ネットワーク向けセキュリティ ソリューションの新しい規格です。この新しいソリューションは、従来のWEP(Wired Equivalent Privacy)に置き換わるもので、データの暗号化とネットワーク認証のための、より強力な手段を提供します。Windows XPがWPAをサポートしたことにより、新たなレベルの保護機能が顧客に提供され、Windows XPのワイヤレス機能を一層有効に活用できるようになります。

 マイクロソフトのWindows Networking and Communications Technologies担当コーポレート バイス プレジデントである、ジャワッド カーキ(Jawad Khaki)は、「Windows XPが提供するワイヤレス エクスペリエンスは、使い易さという意味で飛躍的な向上をもたらしてくれるとの評価を顧客から受けています。とはいうものの、多くのIT管理者は、ワイヤレス接続を自社のネットワーク環境に導入するということを、セキュリティ上の懸念から躊躇していました。標準に準拠したWPAをサポートすることにより、顧客はデータの安全性とセキュリティに対して、さらに信頼できるようになります」と述べています。

 WPAは、データの暗号化とユーザー認証という二つの側面からセキュリティの強化をはかっています。WPAは、暗号鍵を自動的に生成し配布するという方法を導入することで、現在の暗号処理の弱点を排除し、データの暗号化機能を改善しました。データの各ビットは、固有の暗号鍵を使用して暗号化されるため、セキュリティ レベルは飛躍的に向上します。また、このソリューションでは、伝送中のパケットがアタッカーによって改ざんされることを防ぐため、データの信頼性のチェックも行います。さらにWPAは、ネットワーク上の全ユーザーの認証、ならびにネットワークに対する不正アクセスからのユーザーの保護というかたちで、企業レベルでのユーザー認証機能の強化をはかっています。

 今回、Windows XPに追加されたWPA機能は、マイクロソフトが今までワイヤレス エクスペリエンスに対して行ってきた投資の成果として生まれたものです。新たなセキュリティ機能はWindows XP のWi-Fi ワイヤレス機能の価値を高めるものであり、Wi-Fi 接続機能をユーザーにとって可能な限り使いやすいものにしていくという、オペレーティング システムの目標の一つが実現されたことを意味しています。また、Windows XPはワンクリックでWi-Fiワイヤレス ネットワークに接続ができる自動コンフィグレーションの機能を提供しますが、これは、以前のWindows オペレーティング システムからの大幅な改善となります。

 WPAはまた、米国電気電子技術者協会(Institute of Electrical and Electronics Engineers Inc.、通称IEEE)のワイヤレスLAN標準化作業部会(Standards Working Group for Wireless Local Area Networks)が現在策定中の802.11i規格のサポートに向けた一つのステップでもあります。マイクロソフトは、Agere Systems Inc.、Broadcom Corp.、Intel Corp.、Intersil Corp.、Linksys Group Inc.、Proxim Corp.およびTexas Instruments Inc.といった数多くのWi-Fi Allianceメンバーとの協業の下に、Windows XPの顧客がWPA機能を利用できるようにしてきました。というのも、WPAを採用することで、現時点での最新セキュリティ機能を利用できるだけでなく、802.11iが新たに利用可能になった場合にはシームレスにアップグレードし、対応することが可能となるからです。

 BroadcomのClient Server Networking Business Unitにおけるエンジニアリング担当シニア ディレクターであるエドワード フランク(Edward Frank)は、「WPAは、現在のワイヤレスLAN製品にも、将来のワイヤレスLAN製品にも対応することができる標準に準拠したエンドツーエンドのセキュリティ ソリューションであるという点で、顧客のニーズに応えています。Broadcomは、わが社の顧客が持つセキュリティ上の懸念を解消するためのソリューションを、マイクロソフトとの密接な協業によって開発していけることを誇りに思っています」と述べています。

 Linksysのブロードバンド サービス担当ディレクターであるマット マクレー(Matt McRae)は、「家庭用、企業用のWi-Fiワイヤレス ネットワークを外部のアタッカーから守るということが、我々の最優勢事項の一つです。セキュリティを強化することで、安全性に対する懸念が解消され、ワイヤレス ネットワーキングの採用を促進することが可能となります。WPA機能をわが社のワイヤレス製品およびWindows XPに追加することで、ユーザー エクスペリエンスは改善され、ビジネス データと家族のプライバシーを保護するための機能が強化されます」と述べています。

 Gartner Dataquestの予測によれば、業務用モバイルPCの導入ベースに対するワイヤレスLAN(WLAN)の装備率は、2000年に9パーセントでしたが、2003年の終わりには50パーセント、2007年には90パーセントに上昇する見込みです。Gartnerはまた、すでにWLAN製品の導入を行っているエンタープライズに対して、利用可能となった時点でWPA対応バージョンへのアップグレードを行うよう推奨しています。 というのも、WPAは現在市販されている製品に対応しているため、この機能を直ちに利用することが可能となるからです。

 メリーランド大学(University of Maryland)のコンピュータ サイエンス担当助教授であるウイリアム アルボー(William Arbaugh)は、「Wi-Fiネットワークのセキュリティに懸念を抱いている顧客は、直ちにWPAの導入を進めるべきです。WPAを導入することで、既知のセキュリティ問題が解決されるだけでなく、将来Wi-Fiネットワーキングのセキュリティ機能が強化された場合にも、新しい機能にスムーズに対応することが可能となります」と述べています。

提供方法

 WPAは「Windows XP Support Patch for Wireless Protected Access」として、以下のサイトから無償ダウンロードで提供しています。

http://microsoft.com/downloads/details.aspx?displaylang=ja&FamilyID=009D8425-CE2B-47A4-ABEC-274845DC9E91

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出典:総合データベースサイト「coron」 執筆者 : .

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