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念願のThinkPad 8を手にしてから10日間ほどたちました。まだまだ十分使いたおしてはいないのですが、少しずつ実機レビューをしていきたいと思います。
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ThinkPad 8 - 実機レビュー(その1)
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こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。念願のThinkPad 8を手にしてから10日間ほどたちました。まだまだ十分使いたおしてはいないのですが、少しずつ実機レビューをしていきたいと思います。
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ThinkPad 8 - 実機レビュー(その1)
Lenovo ThinkPad 8
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。念願のThinkPad 8を手にしてから10日間ほどたちました。まだまだ十分使いたおしてはいないのですが、少しずつ実機レビューをしていきたいと思います。
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目次
1.ThinkPad 8の概要
2.筐体デザイン:ThinkPadらしさを感じられる
3.サイズ感、入出力など
4.関連リンク
1.ThinkPad 8の概要
ThinkPad 8 スペック表
※クリックで拡大します
これが現行のThinkPad 8のスペック表です。8インチWindowsタブレットとしては珍しくCPUやRAMの構成が複数あります。直販モデルのバリエーションは下記のとおりです。
短納期モデル:
OS: Windows8.1 32ビット
CPU: Intel Atom Z3770(1.46GHz/バースト時 2.39GHz)
RAM: 2GB
ストレージ: 64GB
価格: 39,420円(税込)
お買い得パッケージ
OS: Windows8.1 witg Bing 32ビット
CPU: Intel Atom Z3795(1.59GHz/バースト時 2.39GHz)
RAM: 2GB
ストレージ: 64GB
価格: 43,740円(税込)
大容量メモリー搭載パッケージ
OS: Windows8.1 with Bing 64ビット
CPU: Intel Atom Z3795(1.59GHz/バースト時 2.39GHz)
RAM: 4GB
ストレージ: 64GB
価格: 46,980円(税込)
大容量メモリー、大容量SSD搭載パッケージ
OS: Windows8.1 with Bing 64ビット
CPU: Intel Atom Z3795(1.59GHz/バースト時 2.39GHz)
RAM: 4GB
ストレージ: 128GB
価格: 54,540円(税込)
※価格は2014年12月22日現在のLenovo Eクーポンによる割引適用後
OS(32ビットか64ビットか)、CPU(Z3770かZ3795か)、RAM(2GBか4GBか)、ストレージ(64GBか128GBか)の組み合わせによって価格が異なります。64ビットOS、4GBのRAM、1920×1200の液晶、USB3.0対応のmicroUSBポート、800万画素のアウトカメラなど、8インチWindowsタブレットとしては別格のスペックだと言えます。ついてないのはデジタイザとGPSくらいですね。
私、何が何でも最上位モデル、というこだわりはなく、普段なら分相応なパッケージにするのですが、今回だけは最上位モデル(64ビット、Z3795、RAM4GB、ストレージ128GB)で購入しました。「ThinkPad愛」が強かったもので…。
2.筐体デザイン:ThinkPadらしさを感じられる
ThinkPad 8 背面下側
背面は総アルミです。いままで購入したタブレットや2 in 1はプラスティックなので、なんだか高級な感じがしてうれしいです。触るとひんやりしていて「金属だなあ」ということがよくわかります。使っていると若干発熱を感じますが、「熱い」と感じるほどではありません。まだあんまり無理させてませんからね。Lenovoのロゴや「Intel Inside」のロゴなどは目立たないようにブラックです。上の画像にはステレオスピーカーが写っています。ご覧のとおり縦持ちしたときに下側に来る位置ですが、この位置だと横持ちで遊ぶゲームとか横持ちでYouTubeを試聴するときなどはステレオ感が出ません。ここはちょっと残念なところです。
ThinkPad 8 背面上部
こちらは背面上部の画像です。カメラは赤い縁取りがしてあって、ThinkPadっぽいイメージを演出しています。また、「ThinkPad」ロゴの「i」のところに通電確認用のインジケーターがついています。画像ではオレンジ色に見えますが、実際はレッドです。どうということもないかもしれないけど、ちょっとカッコいいかな、と。
ThinkPad 8 クイックショットカバー
画像が汚くてすみません。ThinkPad 8購入者の多くが同時注文するであろう「クイックショットカバー(定価だと4,471円だが、本体と同時注文すると割引になる。割引率はその時々で異なる)」です。本体とはマグネットで接続するようになっていて、結構強力に接続できます。また、iPadと同じようにカバーを閉めると本体が自動的にスリープ状態になります。もちろんすごく便利なこの機能、他の8インチタブレットではついていないことが多いんですよね。
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ちなみにカバーは表面がブラック、裏面がレッドです。つまり、カバーを閉めた状態ではブラックが表になり、カバーを開けた状態では背面に回り込んだカバーはレッドが表になります。
ThinkPad 8 クイックショットカバーで撮影
これがクイックショットカバーを背面に回りこませたところ。画像のようにカバーをめくると自動的にカメラがスタンバイ状態になります。
ThinkPad 8 撮影画像
※クリックで拡大します
これが実際にThinkPad 8で撮影した画像です。特に何の工夫もせず、デフォルト状態で適当に撮ったものですが、露出やスポット調整など簡単な調整機能はあります。サイズは1,920×1,080となり、実際のモニターサイズよりも縦長になります。カメラがどの程度使いものになるのかは使う人によって異なると思いますが、少なくともVivoTabよりはキレイに撮れるなあ、というのが私の感想です。
あと、クイックショットカバーですが、要するにタブレット使用時に背面が鮮やかなレッドになってしまうので、結構派手です。人によっては気恥ずかしいと思うかもしれません。
3.サイズ感、入出力など
サイズ感
サイズの方はモニターサイズが8.3インチで他の8インチタブレットよりも若干大きいため、ほんの少し大ぶりです。上の画像はVivoTabと並べてみたところです。実際にVivoTabよりも大きく、その代わり薄いのですが、手にした感じはあまり大きな差は感じられません。薄さについてはクイックショットカバーを常時接続しているので、「薄いなあ」という感想を持つことはできません。
ThinkPad 8 右側面
こちらが右側面の画像です。電源ボタン、音量ボタン、そしてmicroUSB3.0ポートがついています。microUSBポートは従来のmicroUSB2.0の端子も接続できます。ただし、形状が異なるため安定せず、変な力が加わると破損しやすいので、注意が必要です。
ThinkPad 8 左側面
こちらが左側面です。microHDMIとmicroSDカードスロットがついています。microSDスロットはカバーがついていますが、妙にサイズが大きくなっています。おそらく本来はSIMカード用のスペースなんだろうと思います。
全体的にアルミボディで少し重く、コネクタやスイッチ類のたてつけがかなりしっかりしていて、デザインの美しさを感じる反面、細部ではやや無骨さも感じられます。画像を用意していないのですが、充電用のUSBケーブルはUSB3.0対応ということで極太です。びっくりしてしまうくらいです。
では今回のレビューの最後になりますが、Lenovoの動画をリンクします。すさまじい耐久テストの内容です。さすがThinkPad!どおりで無骨に感じられるわけだ!
次回の実機レビューでは性能面について書く予定です。ThinkPad 8は高性能であるがゆえに設定の効く余地があり、いろいろ調整しながらテストをしていますので、もうしばらくお待ちください。
4.関連リンク
Lenovo ThinkPad 8:Lenovo直販サイト
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Lenovoタブレット実機レビュー機種紹介
普段使いならCPUのスペックは気にするな - Atom Z3735Fの2 in 1を使ってみて
そろそろWindowsPhoneを購入してみようと思います
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ThinkPad 8 - 実機レビュー(その2)
ThinkPadで画像加工
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。今回はThinkPad 8の実機レビュー第2回として、性能に関して書きます。この機種はいろいろ調整余地があるし、今回のレビューだと私自身不完全燃焼なところもあるので、もう少しいろいろ試していくつもりですが、とりあえず経過報告を。
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目次
1.ストレージの空きなど
2.アプリ起動
3.Officeの動作
4.ドラゴンクエストX ベンチマークソフト
5.今回の結論と次回予告
6.関連リンク
1.ストレージの空きなど
私が購入したThinkPad 8のシステム構成については前回の記事で触れていますが、一応128GBのストレージが出荷時にどのくらいの空き容量になっているかを確認しておきましたので、それを紹介します。
ThinkPad8 初期のストレージ容量
このように、ストレージの総容量が106GB、空き容量が99.3GBとなっていました。システム領域とリカバリー領域で30GB弱が使われているということになります。ずっとVivoTabの32GB版を使っていたので、これだけあれば大満足です。リカバリー領域の削除なんかも急いでやる必要はなさそうですね。
2.アプリ起動
ThinkPad 8を使っていると、体感上はサクサク感があります。Aspire SwitchやVivoTab Note 8と比較しても、です。この感覚を具体的に説明するのは結構難しいのですが、一例としてストアアプリやソフトウェアの起動時間を調べてみました。
一応最初にテストの設定ですが、
・該当するアプリ以外に可能な限りすべてのタスクを終了
・電源プランなどはデフォルト(バランス)のままいじらず
・モニタの解像度もデフォルトのままいじらず
としています。特に補足説明がない限り今回の記事はすべてこの設定にしています。
先日ダウンロードして毎日遊んでいるWindowsストアアプリ「GTレーシング2」ですが、ファイルサイズが大きく(1.13GB)、起動時のデータ読み込みに時間がかかります。まずはこのアプリの読み込み時間を比較してみました。
ThinkPad 8:初回15.3秒、2回目以降は13秒
Aspire Switch 10:初回17.3秒、2回目以降は15秒
何度か試してみましたが、約2秒の差でThinkPad 8のほうが速いという結果でした。
次に、これまで何度か取り上げている、私が作ったファイルサイズ13MBのExcelファイルの読み込み時間です。
ThinkPad 8: 12秒
Aspire Switch 10: 16秒
こちらも何回か試してみました。若干バラツキはあったものの、それは私のストップウォッチを押すタイミングによる誤差だと思われ、平均するとほぼ4秒の差でThinkPad 8のほうが速い、という結果でした。
タブレットを使っているとアプリの起動や終了というのはしょっちゅうやります。またOffice系のファイルも同様です。一つ一つの起動時間はわずかな違いでも頻度がそれなりに多いので使っているうちに差を感じることになります。今回テストした2つのアプリだけでなく、全ての操作でこのくらいの差が出るとすると、そりゃあサクサク感の差を感じますよね!
また、フリーの画像加工ソフトGIMPを使って簡単な画像加工をしてみました(この記事のトップ画像が成果物)が、ここでもThinkPad 8はサクサク感がありました。具体的には画像の範囲選択に使う「自動選択ツール」の処理で、他のAtom機だと少しだけ待ち時間が発生するところ、ThinkPad 8だとほとんど待ち時間が発生しないとかです。計測できないくらい短い差ですが、体感的にははっきりと分かります。わずかな差が「ちりも積もれば山」なんですよね。
3.Officeの動作
理由が特定できていないのですが、ソフトウェアの「処理速度」についてはあまり満足できる結果になっていません。
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実機レビューの際にいつも使っている手製のExcelファイル(サイズ13MB、最大26万行)で膨大かつ非効率な処理内容のExcelマクロを実行してみて、処理にかかる時間を測定してみました。先日、Iiyama 10P1100T-AT-FSMの実機レビューの際に取ったデータと比較してみると、
Core i5のノートPC(2年落ち): 1分30秒
10P1100T-AT-FSM(Z3775D): 4分5秒
※ThinkPad 8(Z3795): 4分10秒
VivoTab Note 8(Z3740): 5分35秒
Aspire Switch(Z3735F): 6分15秒
なぜかZ3775Dのマシンに負けてます。Atom機3つの中では決して遅くはないんですけど、「当然最速」と思っていたので、ちょっとガッカリ。(ほとんどの場合)Officeは32ビットのソフトウェアなので、OSが64ビットであっても処理は32ビットで行なわれます。また、32ビットのソフトウェアの多くは64ビットのOS上で問題なく動きますが、OS上で32ビットをエミュレートしているため「多少のオーバーヘッド」が発生する、ということなので、そのオーバヘッドとやらにCPUのスペック向上分が食われてしまっている、というのも原因の一つかもしれません。少し古い記事ですが、下記のリンクに詳しい説明が載っています。
マイクロソフトのおすすめは64bit OSで32bitアプリ:PC Watch
ThinkPad 8、8インチタブレット中最高のスペック、ということで「3倍くらい早いでしょ」などと勝手に思いこんでいたのですが、少なくともExcelのマクロ、という点では抜群に早い、ということはありませんでした。上にも書きましたが、「どうしてこうなるのか?」ということについて明確な説明もできないというのが残念ですが、この後もいろいろと調べていくつもりです。
4.ドラゴンクエストX ベンチマークソフト
ThinkPad 8でドラクエベンチ
こちらも、Iiyamaの実機レビューの際に試したデータと比較してみます。
Core i5のノートPC(2年落ち): 5,299
Aspire Switch(Z3735F): 1,101
10P1100T-AT-FSM(Z3775D): 1,097
※ThinkPad 8(Z3795): 1,086
VivoTab Note 8(Z3740): 993
ここでもThinkPad 8は他のAtom機とそんなに変わらない結果となってしまいました。ThinkPad 8は画面の解像度が1,920×1,200(他のAtom機は1,200×800)なので、グラフィック処理が重くなってしまうということで、解像度を落としてテストしてみましたが、結果は変わりませんでした。Iiyamaのレビュー記事にも書いたのですが、ドラクエベンチの場合、CPUというよりはグラフィックボードの性能がボトルネックになっているため、ThinkPad 8の持ち味が出せなかった、と推測しています。
5.今回の結論と次回予告
なんだか自分が泥沼にはまりかけているような気がします。私にせよ、ウインタブを読んでくれている人にせよ、「ベンチマークの結果がちょっとでもいいほうの勝ち」とか、子供じみたことは考えてないと思います。でも複数の機種で比較をしてみると、ThinkPad 8の結果がイマイチだとなんとなく納得できないんですね。OSもCPUもRAMも一番いいスペックのはずなので「負けるわけない」と思い込んじゃうんです。
デザインよし、サクサク感あり、ThinkPadの伝統を引き継ぐ堅牢ボディとなれば、それで十分満足できるはずなんですけどね。
ということで、もう一度ThinkPad 8の性能について記事を書く予定です。具体的にはフリーで入手できるベンチマークソフトを使って他のAtom機と比較していきます。まあ、泣いても笑ってもベンチマークとかの性能比較は次回で終わるつもりです(ただし、Excelのマクロで思ったような処理速度にならないのはなぜか、とかの疑問点は引き続き調べますけど)。タブレットの良し悪しって、ただ速いか遅いかだけじゃないですし、顔を真赤にしてベンチマークとかをやり続けてたらThinkPadで遊ぶ時間がなくなっちゃいますしね。
6.関連リンク
ThinkPad 8 - 実機レビュー(その1)
Lenovo ThinkPad 8:Lenovo直販サイト
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