ニュース : 基幹システム プログラマー不要 富士通がソフト、開発費4割減

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富士通は金融機関や企業の基幹システムの開発を大幅に簡素化する支援ソフトを開発した。手掛ける業務の内容を日本語の一定の書式で入力すれば、コンピューター用のプログラム言語に自動変換する。システム開発費の4割を占めるプログラミング費用が不要になり、システムの保守も容易になる。IT(情報技術)技術者不足にも対応、5年で100億円の売り上げを目指す。

 システムを動かすソフトは、コンピューター専用のプログラム言語で構成する必要がある。通常のシステム開発では、技術者が利用企業と盛り込みたい内容を擦り合わせ、まず一般の言葉で規定した「設計書」を作成。それを基にプログラマーがプログラム言語に「翻訳」し、完成させる仕組みだ。

 富士通は基幹システムのプログラムが演算やデータの移動、項目チェックなど特定の処理の組み合わせで構成できることに着目。処理の種類ごとに専用の設計書のひな型を用意した。

 システム開発者はひな型に沿って「『A』を『B』に設定する」といった処理内容をまず選ぶ。次にあらかじめ規定しておいた「口座番号」や「取引金額」などの業務用語を順番にはめこむ。この繰り返しで設計書を完成させれば、プログラム言語に自動変換される。

 システム設計を変える場合も設計書を直すだけでプログラムを自動で変更、人手による作業で起きがちなミスも防げる。

 プログラミング業務が不要になることで、開発費用が4割減りシステムの低価格化や、開発期間の短縮が可能になる。対象はシステムの中核に限られ、利用者が通常接する画面処理などは別途プログラムが必要になる。

 ソフトの価格は1億円規模のプロジェクトで使う場合、1700万円から。金融機関や大企業の情報システム子会社などへの直接販売に加え、富士通自身の業務の効率化と競争力の向上による受注増を狙う。

 システム開発をめぐってはメガバンクのシステム更改やマイナンバー制度への対応など大型案件が控え、IT技術者の不足感が高まっている。2020年ごろまで人材不足が慢性的に続くとみられている。

 ▼プログラム言語 コンピューターやシステムを動かす命令の集まりがプログラムで、それを記述するために作られた人工言語。メーンフレーム(大型汎用機)で主に使われ歴史が古い「COBOL(コボル)」と、現在主流の「Java(ジャバ)」などがある。コボルは1960年代ごろから大手企業を中心に使われてきたが、技術者が高齢化し減っている。

 プログラマーはシステムを規定した「詳細設計書」をプログラム言語に置き換える専門家を指し、システム設計を担うシステムエンジニア(SE)とは区別される。


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