寒い日が続くこの時期、暖かさを求めて車のボンネットに入り込んでしまう猫の命を守ろうという取り組み、「猫バンバン」が広がっています。 「猫バンバン」は、車のエンジンをかける前にボンネットを軽くたたいて車の周りにいる猫を払い、猫の命を助けようという取り組みで、大手自動車メーカー、日産では、去年...
寒い日が続くこの時期、暖かさを求めて車のボンネットに入り込んでしまう猫の命を守ろうという取り組み、「猫バンバン」が広がっています。
「猫バンバン」は、車のエンジンをかける前にボンネットを軽くたたいて車の周りにいる猫を払い、猫の命を助けようという取り組みで、大手自動車メーカー、日産では、去年からプロジェクトを展開しています。
プロジェクトでは、猫がボンネット中の隙間に入り込んでしまっている様子など、猫が車の至る所にいて危険があることを知らせる動画を作成し、インターネットで公開しています。
また、マグネットステッカーを作成して呼びかけたところ、インターネット上で大きな反響となり、日産では、21日から抽選で新しいデザインのステッカーを配布を始め、より多くの人たちに協力を呼びかけています。
また、都内のJAFには、この時期ドライバーからの通報が増えると言います。多いときは月に2~3件通報が入ることもあり、捕まえようとしても、猫がボンネット内を逃げ回り、時には、捕獲するのに2時間近くもかかることがあるということです。
ドライバーが気付かずにエンジンを始動させてしまうと、車が故障し、重大な事故の原因にもなるということで、「猫バンバン」は猫の命を守るとともに、ドライバーの安全にもつながります。
JAF東京支部ロードサービス隊の柴田泰則さんは「年末にもなってきたので、交通量も増えます。事故にもつながる可能性があるので、乗る前は『猫バンバン』と必ずやってみてください」と話していました。
車周辺に猫がいた人は14%
日産のプロジェクトがインターネット上で200人を対象に行った調査では、「猫バンバン」した時に車の周辺に猫がいたと答えた人は30人、全体のおよそ14%で、このうち3人はボンネットの中に猫が入り込んでいたと言います。
日産の日本マーケティング本部の冨井祐樹さんは「ボンネットを傷つけないように、軽く真ん中付近をたたくだけで猫が気付いて下から出てくる。このような簡単なことで猫の命を守れるので、多くの人に実践してほしい」と話しています。
ボンネットは、エンジンを切ってからも5時間から6時間、人肌程度に温かいということで、東京・港区にある猫専門の動物病院「Tokyo CatsのSpecialists」の山本宗伸院長によりますと、猫は暖かくて静かなところが好きで、体も軟らかいためボンネットの中に入り込んでしまうということです。山本院長は、前の足をエンジンルームに巻き込まれ、切断してしまった猫を知っているということで、病院の往診車にステッカーを貼って啓発を呼びかけています。
山本院長は「『猫バンバン』など心がけ一つで助けられる命があれば助けてあげたい」と話していました。

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