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CTI&IP;コミュニケーションシステムのプラットフォームに Microsoft® .NET Framework を採用 .NET 選択のポイントは、既存の Microsoft Windows® システムとの親和性、開発効率、そして安全性

沖電気工業株式会社は、日本を代表する情報処理、電気通信、電子デバイスの総合メーカーです。同社は、1996 年に CTI (Computer Telephony Integration) システム CTstage の販売を開始し、すでに 2,800 セットが導入されています。新バージョンの CTstage 4i for .NET では、システムのプラットフォームとして .NET Framework を採用し、さらにインターネットの VoIP (Voice over IP) プロトコルの主流である SIP (Session Initiation Protocol) や、あらゆる情報機器を IP 接続できる IPv6 (Internet Protocol version 6) に対応することで、通信システムと情報システムを完全に統合するネットワークインフラを実現しました。 .NET Framework が採用された最大の理由は、既存の Windows システムとの親和性、オブジェクト指向による開発効率、そしてフレームワーク自体の安全性です。

<製品開発の背景>
CTI の世界もインターネットへ大きくシフト

CTI システムとは、コンピュータと電話を連携させたものです。沖電気工業株式会社(以下、沖電気)は、1996 年に CTI システム製品である CTstage をリリースし、すでに数多くの導入実績を誇っています。従来の CTI システムの多くが PBX をベースに独自 OS を採用していたのに対し、オープン系 (Windows ベース) となっていることが CTstage の特徴の 1 つです。CTstage は、完成されたシステムとしてそのまま導入することも、ユーザーのニーズに合わせてカスタマイズすることもできます。これまでの CTstage (CTstage 3.0) では、サーバーにテレフォニーボードを装着して細かな回線制御を行う UnPBX アーキテクチャにより、コールセンターや音声サービスなどを実現していました。沖電気では、インターネットと CTI を融合するために新バージョン CTstage 4i for .NET をリリースし、.NET の採用を含め、技術的に大幅なアップデートを行いました。

「現在では、通信回線が広帯域になり、企業のみならず家庭にもインターネットが十分に普及しています。通信インフラが大きく変わってきたのですから、CTstage も見直すべきだと考えました。従来の CTstage は、100 席以下のコールセンターのサーバー、オフィスのボイスメールサーバー、およびメッセージサーバーとして使われていますが、より大規模なシステムへのニーズもあります。しかし、UnPBX システムで実現できる CTI システムの規模には限界があります。そこで、CTstage 4i for .NET では従来の UnPBX に加え、IP ベースでテレフォニー制御を実現できるソフトスイッチアーキテクチャを新たに採用することにしました。すなわち、CTI とインターネットを完全に融合するシステムの実現です。当社では、これを CTI&IP; と呼んでいます」 (沖電気工業株式会社 マルチメディアメッセージングカンパニー プレジデント 坪井正志氏)

CTstage 4i for .NET のコンセプトは、CTI&IP; です。これは、従来の CTI がコンピュータと電話をハードウェア的に連携させていたのに対し、ソフトスイッチと呼ばれる技術によってテレフォニー制御を実現するものです。ソフトスイッチは、通話を行う端末同士をスイッチングするだけで、音声データはサーバーを経由せず効率的な制御を行うことができるため、これまで 100 席が限界だった CTI システムを 300 席まで拡張できます。将来的に IPv6 が普及し、あらゆる通信機器がインターネットに接続されるようになれば、人と人だけではなく、物と物、物と人が、物理的な距離を考えずにコミュニケーションできるようになります。近未来の CTI システムに十分に対応できるのが CTstage 4i for .NET であり、それを実現するフレームワークとして .NET が採用されています。

CTstage 4i for .NET のメリットは、何といっても大規模な CTI システムが作れるということです。現状のコールセンターの規模は、50 席程度が 60% を占めていますが、300 席までとなれば 99% のコールセンターに対応できます。さらに、IP-PBX 機能も提供していますので、コールセンターサーバーとしてだけではなく、企業の PBX としての導入も可能です。VoIP を利用することで通信コストが大幅に削減でき、IP ベースでシステムを一元管理することで、全体の管理コストも大幅に削減できます。また、無線 LAN を活用することで回線フリー、ロケーションフリーなオフィス環境を構築することができます。

<.NET 採用の経緯>
開発の効率化、安全性の向上、Web サービス化のために .NET を選択

CTstage 4i for .NET では、スイッチング操作をカスタマイズする部分などで .NET Framework を利用しています。たとえば、ソフトスイッチの制御を行うライブラリ群 (機能別に整理されたソフトウェア部品) は、.NET Framework 上で動作するようになっています。このライブラリ群は、システムをカスタマイズするインテグレーターに公開される予定です。

「.NET を選択した理由は、インターネットとの融合性に優れていることはもちろんですが、開発のしやすさと安全性が大きなポイントです。従来の CTstage でも、いくつかの機能を API (Application Programming Interface、関数ライブラリ群) として公開していましたが、交換機の制御機能は、API として公開するには難し過ぎたのです。CTstage 4i for .NET では、ACD (Auto Call Distributor) ロジックや PBX ロジックも含めた高度な通信アプリケーションをクラスライブラリ群として公開しています。このクラスライブラリ群は、.NET Framework 上で動作するものです。オブジェクト指向を採用した.NETでは、API に比べて格段に開発がしやすくなります。取り扱いが簡単になるのです。.NET Framework には、メモリリークを防ぐガベージコレクションの機能が組み込まれています。これによって、プログラムの安全性も向上します。Java も候補に上がりましたが、既存の Windows システムとの親和性を考えれば、圧倒的に .NET が有利です。.NET なら従来の COM コンポーネントをそのまま使うこともできます」 (沖電気工業株式会社 マルチメディアメッセージングカンパニー マーケティング部 佐々木康緒氏)

.NET Framework では、様々なプログラミング言語を利用できます。クラスライブラリ群の多くの部分が Microsoft Visual C# (TM) .NET で開発され、低レベルのデバイスドライバとやりとりする部分が Microsoft Visual C++® .NETで開発されています。オブジェクト指向的なプログラムの開発では、システムの設計図として UML (Unified Modeling Language) が使われています。沖電気では、.NET Framework 用の開発ツールである Microsoft Visual Studio .NET に統合された UML モデリングツールである Microsoft Visio® 2002 を様々な場面で活用しています。

<導入結果と感想>
Web アプリケーションが高速化、システムの管理機能を Web サービス化

「ASP .NET (.NET に対応した Web アプリケーションの実行エンジン) は、従来の ASP より格段に使いやすいものです。インタプリタ形式だったものがコンパイラ形式に変わったため、Web アプリケーションの実行速度も向上しています。つまり、.NET では Web アプリケーションの開発スピードも実行スピードも速くなっているのです」 (佐々木氏)

CTstage 4i for .NET では、システムの管理ツールのインターフェイスを Web サービス化しています。Web サービスは、Windows ベースのシステムに限らず、今後インターネットを使ったあらゆるシステムの連携手段のスタンダードとなるものです。.NET は、Web サービスに最適な実行環境と開発環境を提供します。

装置管理構成管理、装置制御、装置監視、リソース状態表示、
バックアップなど
システムデータ管理電話番号管理、ユーザ管理、ジョブ管理、
スケジュール管理など

「沖電気では、CTstage 4i for .NET の開発において、マイクロソフトと .NET 早期導入アライアンスを締結し、様々な技術分野のコンサルタント (Microsoft Consulting Services) を利用しました。どのコンサルタントも優秀でした。CTstage 4i for .NET を無事に開発できたのは、マイクロソフトとの協業の成果であると思っています」 (坪井氏)

<今後の展望と期待>
マイクロソフトとの協業で新しいコミュニケーション市場を開拓

CTI システムに限らず、インターネットの世界は進化を続けています。それに合わせてマイクロソフトのテクノロジも進化していきます。たとえば、CTstage 4i のクライアント OS として推奨される Microsoft Windows XP は、すでに Pv6 や SIP に対応しています。

マイクロソフトが提唱するリアルタイムコミュニケーションは、まさしく CTstage 4i for .NET が目指す世界です。沖電気では、既存のシステムを置き換えるのではなく、IP をベースにしたリッチでシームレスなコミュニケーション環境の実現に向けて、今後も .NET をキーワードとしてマイクロソフトとの協業関係を強化し、新しいコミュニケーション市場を開拓していきたいと考えています。

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出典:総合データベースサイト「coron」 執筆者 : .

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